エクステリア 物置の賢い選び方
エクステリア工事外構工事のBLGardenの澤崎です。冬も本番になり、寒い日が続いていますね。積雪地方の方は雪も厳しくなっているのではないでしょうか。アウトドア用品などおうちの中にしまっていてモノがいっぱいで困っている方はいらっしゃいませんか。また、これから冬があけてスタッドレスタイヤをしまう場所がないという方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は物置についてお話したいと思います。「家を建てたときには必要なかったけどモノが増えて困ってる」・「これから建てるけど物置を設置するか迷ってる」という方にはぜひ読んでいただきたい内容になっています。
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1.何を収納する?
物置を購入した場合何を収納しますか?実はこれを考えることが物置を購入するうえでとても大切なのです。物置にも様々な種類とサイズがあります。何を収納するかによって物置の中の仕様も考えなければいけません。
(1)屋外で使用するもの
物置に収納するものの一般的なものとしてイメージされやすいのは、ガーデニング用品や掃除道具など屋外で使用するものだと思います。お庭の手入れにスコップやホース、肥料などは屋外にある方が使うときにすぐに取り出せて便利ですよね。その他にも、車のメンテナンス道具やキャンプ用品、お子様のおもちゃなど、使うたびに汚れることが多く、屋内に置く場合にはきれいにしなければならず手間がかかります。屋外で使用する道具は物置に収納する方が多いのではないでしょうか。
(2)季節限定で使用するもの
特定の時期だけ使用するような道具も物置に入れておくことが多いものの1つです。ウィンタースポーツであるスキーやスノーボード用品をはじめ、冬用のスタッドレスタイヤや除雪道具などは保管するために一定のスペースが必要です。ほかにも、ビニールプールやパラソル、クリスマスツリーなど季節限定で活躍する道具は少なくありません。使用頻度こそ低い反面、その季節には欠かせないものも多いため、物置があると便利でしょう。
(3)防災用品
非常時すぐに持ち出したい防災用品も物置に入れる候補になります。ポータブル発電機や懐中電灯、防寒具など意外とかさばるものが多いため家の中に収納すると場所を取ってしまいがちです。また、防災用品を持ち出すときは急いでいる可能性が高く、地震発生時のように屋内からモノを持ち出す余裕がない時でも、物置に収納しておけば後で取りに行くことも可能です。地震や火事で自宅の居住が難しくなった場合を想定すると外の物置に置いておくと安心です。いざというときに備える防災用品だからこそ、緊急時に持ち出せる場所に置いておくことは大切です。キャンプギアは防災用品として大変優れていますので、是非物置にしまって下さい
物置を選ぶ上で「どのように使うか」というイメージを持つことは大切です。特にこれから新居にお住まいになる方は、住む前と住み始めてから収納したいものが変わってくることがありますので、将来的に購入を考えているものなどをイメージしてみるのもいいでしょう。
2.物置の選びかた
物置には様々な構造があります。収納するものに合わせて使い勝手の良い物置を選びましょう。
(1)扉タイプの選び方
せっかく物置を設置しても、扉が開けにくかったり、荷物が運びづらかったりしたら困りますよね。本体のサイズだけでなく、扉タイプをしっかり検討することも大切です。設置場所や用途に合わせて扉のタイプも選びましょう。
・両開きタイプ
いわゆる観音開きの物置で、手前に左右両方の扉を開けることができます。開口部全面を広げることができるので、どんなものでも出し入れしやすいのが特徴です。また、収納されているもののすべてが一目で確認できるメリットもあります。その一方で、左右両方の扉を前面に開くスペースが必要となり、壁と壁の間に挟まれるような狭い場所に設置すると扉が完全に開かず、両開き扉の特徴を活かせなくなるので注意が必要です。
・二枚扉タイプ
左右どちらかの扉をスライドさせると片側が閉まるタイプの物置です。小型物置に多いタイプです。左右どちらにでも開くことができ、全開すると間口の約半分が確保できます。種類やサイズが豊富で、幅広い価格帯のものがそろっているのが特徴です。デメリットとして、左右片側からしかモノを出し入れできず、物置の真ん中に置いたものは左右どちらかに引き寄せて取り出さなければなりません。
・三枚扉タイプ
二枚扉タイプと同様に、左右の扉どちらも開くことができます。三枚の扉があることで一枚の扉の横幅が小さくなるため、二枚扉タイプよりも開口部を大きく開くことができます。物置開口の2/3を開くことができるので、収納したモノの出し入れがしやすく、真ん中に置いたものが取り出しやすいことが特徴です。両開きタイプの物置を設置するほどのスペースを取ることはできないけれど、できるだけ開口部が大きく開く物置が欲しい方に向いています。
(2)棚の配置
扉もそうですが、実は中の構造も物置を選ぶ際に重要となってきます。中に収納するものに合わせた構造を選びましょう。
・ハーフ棚タイプ
脚立、ゴルフバッグ、サーフボード、スキー板、雪かき用スコップなど高さがあるものを入れたい場合は、ハーフ棚タイプをオススメします。ハーフ棚タイプとは、物置の一部に棚が設置されていないスペースがあるものです。左右どちらかにスペ-スがあるタイプと、前後どちらかにスペースがあるタイプあります。長ものを垂直方向に立てかけて置けるため、スペースを有効活用できます。
・全面棚タイプ
物置の前面に棚がついたもので、たくさんの小物を整理整頓しやすいメリットがあります。また、一段あたりの広さが確保できるので、ガーデニング用品やお子様のおもちゃなど高さがあまりないものを複数収納するのに適しています。
3.物置設置の注意事項
収納したいものや物置の使い方が決まったら、次に考えるのは設置場所です。お庭や駐車場など設置場所は様々だと思います。物置は一度設置してしまったら簡単に移動できるものではないので、無理のない計画を立てましょう。
(1)物置サイズ+作業スペースが必要
物置の設置工事の際には本体の前後左右に20cmの作業スペースが必要であり、壁やフェンスに対してくっつけて設置することはできません。また、屋根の寸法は土台よりも一回り大きいので、壁際に設置する際はその点も考慮する必要があります。そして、隣地境界そばに設置する場合は、事前に隣のお宅に話しておいて了解を取っておくとよいでしょう。物置を置くことで日照や風通しが悪くなったり、雨水が落ちることでトラブルが発生する可能性があるためです。
(2)ブロックが必要
物置を設置する際には、下にブロックを敷くため、ブロック高の10~20cm分高くなります。天井や屋根がある場所に設置する際は注意が必要です。
このブロックは物置の水平を調節したり、雨水や土が直接触れないようにして通気性をよくしたりする役割があります。ただし、北側など常に日が当たらず湿っている場所等に設置する場合は地面をコンクリートにするか、ブロック設置後に砂利を敷くことをオススメします。普段からぬかるんでいない日の当たる場所であれば、ブロック基礎で大丈夫です。また、横幅2m以下の小さい物置であればあまり重量がないのでブロック基礎でも問題ありません。
(3)設置できない場所
雨水・排水のマスや点検口と被る場所はのちに点検ができなくなるので設置は出来ません。また、給湯器や室外機の前など湿気や熱気を受ける場所への設置も避けましょう。安全性が確保できない、サビや変色が起こりやすい場所には設置しないようにしましょう。物置は基本的には風通しがよく、使い勝手のよい場所に設置するのがベストです。
(4)アンカー設置工事(転倒防止)
アンカー設置工事とは、転倒防止金具と呼ばれる金具を物置を地面に固定する工事のことです。物置は基本的に屋外に設置されるため、雨風の影響を強く受けます。特に150cm以上になる物置を設置する場合は、重心が高くなり転倒しやすい構造になります。そうした事態を防ぐためにアンカー設置工事を推奨しています。また、転倒防止だけでなくブロックからのズレも防ぐことができるので小さな物置でも行っておくとよいでしょう。地面がコンクリートの場合は、アンカーを打つだけになります。土の場合は、穴を掘ってコンクリート・モルタルで埋める施工になります。屋外に設置しているものはできるだけ事前に対策をしておくことがトラブル防止につながります。
4.まとめ
物置には様々なタイプがあるのでどれを選ぶべきか迷う人も多いと思います。その時には「開け閉めが楽なものがいい」など譲れないポイントを挙げてみてください。検討されているサイズの中に条件の合うものがきっと見つかると思います。一度購入したら数十年は使用する物置ですから、購入前にしっかり調べておきましょう。
おまけ
物置のデザインも豊富になってきました。
メタルシェッドという物置でカインズホームで取り扱いがあるみたいですが、もちろん弊社BLGardenでも取り扱えます
見積だけでも結構ですので是非BLGardenまでお問い合わせおまちしてます。